Valkeng : ヤァ、君モ一緒ニ、踊ラナイカイ?
Shamarhaan : おや、ワシの人形に気に入られたようじゃの。
Shamarhaan : こいつの名はバルキーンというんじゃ。仲良くしてやってくれ。
Valkeng : ヨロシクネ!
Shamarhaan : ははは、かわいい奴じゃろう?
Shamarhaan : ……実はな、今のは全部、ワシがこいつを操作してやっていたんじゃよ。
気づいたかね?
Shamarhaan : こいつは操作する者の技量によってさまざまな動きをさせることができる、
「オートマトン」というからくり人形じゃ。
Shamarhaan : ワシはこいつを操作して芸をさせることを生業としておる。
Shamarhaan : ワシのようにこいつらを操ったり、調整したりできる者は、
近東で「からくり士」と呼ばれておるんじゃよ。
Shamarhaan : ん、なんじゃ?ちょっと操作してみたいじゃと?
Shamarhaan : ははは、残念じゃが
こいつは、からくり士でなければ操作することはできんのじゃよ。
Shamarhaan : 何?じゃあ、からくり士になりたい?
また短絡的な奴じゃの……。
Shamarhaan : ふぅむ、時間があればじっくり教えてやってもよいが、
ワシは各地を巡業する身じゃし……
Shamarhaan : そうじゃ!代わりにワシの弟子を紹介してやろう。
イルキワラキ(Iruki-Waraki)という男でな、
奴にはワシの技術のすべてを伝えてあるんじゃ。
Shamarhaan : 近東の街アルザビの辺民街で、
ワシと同じようにからくり芸を見せておるはずじゃ。
なんでも、今1番の売れっ子からくり士と評判らしいぞ。
Shamarhaan : 奴の人形操りはワシのそれをはるかに超えておる。
1度その芸を見てから、道を選んでも遅くはなかろう。
??? : ほぅ……、お前が新しい……。
Yasfel : 私は「不滅隊」のヤスフル(Yasfel)。
Yasfel : 生憎だが、お前が持ってきたそのバルクルムの太陽砂。さして意味はない。
Yasfel : 我らが試したかったのは、お前の内なる奥底に潜む、力への「渇望」。
Yasfel : ……そう、お前の「適性」を知りたかっただけだ……。
Yasfel : 理不尽な要求だったにも関わらず、お前はそれを受け、やり遂げた。
賞賛に値するといえよう……。
Yasfel : だが、それもすべてはお前の力への渇望がゆえ……。
Yasfel : そして私は今、そのお前の飽くなき力への望みを叶えてやれる、
ただひとつの方法を知る者としてここにいる……。
Yasfel : 無論、「代償」はいただく。お前は、大切ななにかを失うことになる。
Yasfel : ……失ったことすら、気づかぬかもしれんがな。
Yasfel : しかし、それでも。我ら「青魔道士」の力を望むというなら……。
Yasfel : ……この手を取るがいい。
Waoud : これはこれは、異国の方。私は、ワーウード(Waoud)と申す者。
この街で占いを生業としております。
Waoud : その立居振舞から察するに、あなたは、西方の大陸……
そう、私どもが「中の国」と呼ぶ諸国から来られた冒険者……違いますか?
Waoud : なに、簡単なことです。
我が国は世界中から傭兵を募っておりますからね。
声をかければ、傭兵に当たるというわけです。
Waoud : ……っと、益体もない話でした。
いかがでしょう? 足をお止めしたのも何かのご縁。
ここで、あなたの未来を占われてみては?
冒険者の方ですから、お安くしますよ。ふふ。
Waoud : ……では、これからあなたにいくつか質問をさせていただきます。
Waoud : 私の占いは少し変わってましてね。
なに、簡単な性格診断のようなものですので。気楽にお答えください。